やれば出来るという可能性

ご利用者様のご家族から、ご利用者様の自費出版した自伝を頂いた。
とあるスポーツで国体に2回も出場している方だ。

自分の中では「国体に出場していること」がクローズアップされ、そのことばかりをご家族様と「すごいですね。」と話した。

しかし帰宅後、自伝を拝読させて頂き、このご利用者様のすごいところは「国体に出場したこと」ではなかったと気づいた。

ご本人様が自伝で伝えたかったことは決して「国体に出場したこと」ではなかったのだ。
自分はこの方の表面しかみていなかった。

ご本人様は国体に出たことにより、勤めていた会社を辞めてしまう。(これも当時の時代背景を考えるとすごい決断をしている。)

その後、学校の先生になられたのだが、請け負った運動部を何回も県大会・全国大会に導いた。

自分が言いたいのは、決して「指導者としてセンスがあった。」とか、「指導者として才能が開花したのだ。」ということではない。そんなつまらない言葉・文章では済ませられない。
それに「指導者としてのセンスがあったのですね。」なんて、ご本人様にとって非常に失礼なことだ。
自伝にははっきりと書かれてはいなかったが、ご本人様は確実にこの過程で、苦悩し、すさまじい努力をされている。間違いない。行間でひしひしと伝わってくる。

そして、何より素晴らしいのは、子供たちに「やれば出来る」という可能性を与え続けたことだ。
子供たちに目標・夢を与え、尚且つその目標・夢を「全国大会出場」を果たすことで叶えている。
当時の教え子にとっては人生を豊かにする素晴らしい経験となっただろう。
「やれば出来る」を体験するということは、どんな感じなのだろう。

考えても見れば、自分の定めた目標・夢は逃げない。遠ざからない。

いつも目標・夢を遠ざけいてるのは自分だ。

この自伝を拝読し、自分も「やれば出来るという可能性」を頂いた。
これは今後の自分の人生においてかなり大きい。
お金を払ってでも得られないモノを得られた。

自分はこの方の「国体出場」という表面だけしか見てないで、「すごいですね。」などと軽口をたたいていたことが恥ずかしい。

こうゆうことが起こるから介護の仕事は面白いと思う。この仕事はやりがいがある。
この仕事を通じ、これまでも高齢者の方には、色々なことを教えて頂いている。

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